初めてこのダムを見たときには「これがフィルダム?」と言う感じでした。フィル部分にはリップラップの代わり?に芝
が張ってあり、その大きさの割に威圧感を感じさせないダムです。
 丹沢湖を擁しているこのダムは観光名所としても開発されており、ダムサイトにある公園等は古さは否めませんがよ
く整備されています。
 近くには日帰り温泉などもあり見学の疲れを癒すのにいいかも知れません。
 

  ダム公園に続く道からみた三保ダム。ここから見ると
重力式コンクリートダムのように見えないこともない。
 天端の途中から洪水吐部分を撮る。
いくつかのフィルダムを見たがこのような形式のフィルダムは初めて見ました。
  ダム湖左岸側から三保ダムを望む。
手前2/3がフィルダム部分、奥が洪水吐部分。ダム
湖も奥の山も綺麗で心洗われる感じしました。
今度は右岸側からパシャリ。途中天端の真ん中で一緒に行った先輩と持参した弁当を食べていたら他の見学者の視線が妙に痛かった。男二人でお弁当・・・これがまずかったのでしょうか?
天端から下流を撮る、大きめの減勢工とその奥に吊り橋が見える。放流時にあの吊り橋から洪水吐を見ると迫力がありそう・・・
吊り橋付近から洪水吐を見るとこんな感じ。
で、ラジアルゲート2門から放流中のところ。
写真では伝わりにくいですが、かなりの迫力でした。
放流を斜めから撮るとこんな感じ、大雨の中来たかいがあったっす。


三保ダム緒元
形式 土質遮水壁型ロックフィルダム
目的 洪水調整、農地防災、上水道用水、発電
河川名、水系 酒匂川水系酒匂川
左岸住所 神奈川県足柄上郡山北町神尾田字尾崎
提高 95m
提頂長 587.7m
提体積 5,816,000m3
集水面積 158,500u
湛水面積 218ha
総貯水容量 64,900,000m3
有効貯水容量 54,500,000m3
クレストゲート 自由越流式1門(?)
常用洪水吐 ラジアルゲート4門(幅9.0m×高さ13.128m)
ローラーゲート1門(幅9.0m×高さ6.062m)
事業者 神奈川県
施工者 鹿島建設、大林、戸田
竣工 1978年
ダム湖名 丹沢湖
関連ホームページ 神奈川県企業庁利水局のホームページ
上記緒元は基本的にはダム案内図を元に制作しておりますが、一部日本ダム協会様の
ダム便覧を参考に作成しております。


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