大村市にある治水、上水用ダム、堤高65.5mは長崎県では完成済みのダムの中では一番高い。(H15年)
昭和37年の完成当時は堤高51mのダムでしたが昭和45,51年の計画を越える洪水と、大村市の人口増加による
水源確保のため昭和56年から平成13年にかけて14.5mの嵩上げ工事が実施されました。
これを機に自然と水の大切さを知ってもらおうとダムサイト周辺の整備もなされ、付近には運動公園、野外活動施設な
どが設置されました。また、ダム自体もかなり開かれており、減勢工下流すぐの河川に入ることが出来るなどダム好き
にはうれしい限りです。
 ダムのあるところは大村市ですが、建設時にダム湖の底に沈んだ村「萱瀬村」のことを忘れないよう、ダムにこの名
前が付けられたそうです。

 
  右岸側から天端を見る、この天端は一般車通行可能
ですがすれ違うスペースはなかったので譲り合いの精
神が必要な模様。
  たぶん取水設備と思われる構造物、選択取水設備か
表面取水設備かは不明。
堤体裏側を見る、オリフィスの位置からしてこの辺りが常時満水位のよう。
左岸側から堤体表面を見る、平成13年に竣工しただけあって白いコンクリートがまぶしかったです。
天端から下流を見る、堤体のすぐ下まで続く道がうれしい限り、この下流に大村市市街地が広がっていると思うとこのダムの重要性がよく分かる気がします。
天端からダム湖を見る、嵩上げ工事時に造られたと思われる綺麗な吊り橋が見えます。また、この写真ではよく見えないのですがちょうど真ん中当たりに野外活動施設があります。
少し上流から堤体を見る、自然越流式のクレストゲートとオリフィスゲートがよく見えます。
14.5m嵩上げしたことを考えてみるとちょうどオリフィスのあたりから上が嵩上げ部分と言うことになるのでしょうか?
堤体をすぐ下流の川の中から見る、通常この辺りは立入禁止になっていることが多いので感動でした。
放流時にここにいると間違いなく死ぬと思います。
至近から減勢工を見たところ、放流時にこのアングルで見てみたい…さすがに立入禁止かな?
堤体を真下から見る、重力式ダムはこのショットが一番ですね、空とまだ新しいコンクリートが目にまぶしい限りでした。


萱瀬ダム緒元「( )内は嵩上げ前」
形式 重力式コンクリートダム
目的 洪水調整、農地防災、不特定用水、河川維持用水、
上水道用水(洪水調整、農地防災、上水道用水)
河川名、水系 郡川水系郡川
左岸住所 長崎県大村市黒木郷丸缶2番 
(長崎県大村市黒木郷字御前3 9 2 - 1)
提高 65.5m(51m)
提頂長 240m(180m)
提体積 207,000m3(80,000m3)
集水面積 18,900u(18,900u)
湛水面積 40ha(21ha)
総貯水容量 6,810,000m3(3,030,000m3)
有効貯水容量 5,940,000m3(2,630,000m3)
クレストゲート 自由越流式10門(幅?m×高さ?m)
(不明*ただし石川島播磨重工作とのことなのでゲー
トがあったのは確か)
オリフィスゲート 自由越流式2門(幅?m×高さ?m)(不明)
事業者 長崎県
施工者 熊谷組・岡山建設(熊谷組)
竣工 2000年(1958年)
ダム湖名
関連ホームページ 長崎県河川課ホームページ
上記緒元は基本的にはダム案内図を元に制作しておりますが、一部日本ダム協会様の
ダム便覧を参考に作成しております。


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