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阿武川ダムは山口県では最大の提高95mを誇り、なおかつ全国的に珍しい「重力式アーチダム」です。
このダムの下流には有名な「萩市」がありますが、萩市は阿武川が萩市街上流で派流の橋本川と分かれて日本海に
そそぐ際、デルタ地帯として発達した土地の上に建設された都市のため絶えず洪水に見舞われていました。
阿武川ダムはそれを緩和するため昭和39年から予備調査を開始し、昭和50年3月に竣工しました。
この辺り一帯の地質が粘板岩、石灰岩ということもあり純粋なアーチダムとして施工するには多少強度不足であった
ため、重力式アーチダムとして建設されたものと思われます。
見学に行った日には下流の発電所がオーバーホール中ということで、河川維持用水の確保のためコンジットゲート1
門から放流を行っていました。
また、ダム下流すぐには村営の温泉施設もありもしかするとダムを見ながら温泉につかることができるかも知れませ
ん。
ダム便覧を参考に作成しております。
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