重力式アーチダムである「阿武川ダム」の上流に位置する中国電力管理の佐々並川ダムはまずたどり着くまでが大
変なダムです。県道293号を「阿武川ダム」のダム湖沿いに上流に上り、その後大藤大橋を渡った後すぐ右折するの
ですがその右折した後の道がすごいです、ところどころ落石はしているわ路肩は崩れているわ穴は開いているわで軽
のレンタカーですら苦労しました。
 また、やっと辿りつけても電力ダム特有の閉鎖体質のダムのようで天端に立ち入るどころか提体に近づくこともでき
ません。よって掲載写真が少ないのはご勘弁を・・・
 ただ、県立指定公園にも指定されている長門峡に建設されているダムなのでそこに至る景観、ダム、ダム湖と一体と
なった自然はとても綺麗で苦労した分の見返りはあると思います。
 ちなみに「佐々並川ダム」はドーム型アーチダムとしては黒部ダムよりも2年早い1959年に竣工しており、工期もた
ったの1年とその提高の割には素早い施工がされたようです。また、非常に薄型のアーチダムで天端の厚みは2.5m、
基礎部分で8.8mとなっています。正式形式は「ドーム型アーチ式中央溢流型コンクリートダム」というそうです。


  ダム本体を正面から見たところ、険しい道を抜けてこの
光景を見たときはとても感動しました。
 ぽっかりと口を開けた自由越流式のクレストの奥にダ
ム湖が見えます。
  立ち入り禁止ゲートぎりぎりまで近づいた見ました。残
念ながらこれ以上は近づけません、苦労した分少し残念
です。
 また時間的に逆光の写真しか取れなかったことも残念
ダム湖上流へ向かっている道からダムを見る、これが一
般人の見る佐々並川ダムのベストショットなのでは?
ここから見ると薄型のダムということがよくわかります。
ダム右岸側からダム湖を見る、流木止めの向こうにボー
トが浮かんでいるのが見えます。
立ち入り禁止の左岸側からでないといけないようです。
長門峡の美しさとダム湖の湖面が綺麗にマッチしていま
した。


佐々並川ダム緒元
形式 アーチ式コンクリートダム
目的 発電
河川名、水系 阿武川水系佐々並川
左岸住所 山口県阿武郡川上村大ぬた 
提高 67.5m
提頂長 127m
提体積 31,000m3
集水面積 91,500u
湛水面積 96.2ha
総貯水容量 20,100,000m3
有効貯水容量 16,000,000m3
クレストゲート 自由越流式5門(幅?m×高さ?m)
事業者 中国電力
施工者 前田建設工業
竣工 1959年
ダム湖名
上記緒元は基本的にはダム案内図を元に制作しておりますが、一部日本ダム協会様の
ダム便覧を参考に作成しております。

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