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車で行ける最深部、このゲートから約8kmほどは自分
の足で歩かなければならりません。
今回は「ダム好きさん」主催のOFF会に参加した関
東、中部、近畿地方のダムマニアの皆さんとご一緒しま
した。
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林道を談笑しながら歩くこと約2時間、木々の隙間から三浦ダム提体が見えてきました。
私も含め参加者全員の疲れはこの瞬間吹き飛んだようです。 |
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提体を左岸やや下流側から見る、長年の風雪、昭和
59年の長野県西部地震にも耐えたその苔むした提体
はすばらしい風格を持っていました。
重力式ダムの上皇?といったように感じました。
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発左岸側から天端を見たところ。
豪雪地帯のためかゲート操作室まで天端に通路が作ってありました、おかげで天端からダム湖が見えません。
ちょっと残念ですが仕方がないですね。 |
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こ天端から下流を見る。
すばらしい自然に囲まれたダムだということが実感できます。
手前にあるのは発電所で発電された電気を送電線に乗せるための変圧所(昇圧)です。
なお右上にガードレールっぽいものが見えますが、これは今回歩いてきた林道(滝越三浦林道)ではなく、この林道ができるまで使われていた旧ルート(上黒沢・御岳・一之瀬林道)であると思われます。 |
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天端から発電所をみる、重力式ダムで直下に発電所があるのは珍しいと思います。
なおここで使用された水はすぐにまた取水されそのまま水圧管路を通り林道の出発地点にある「滝越発電所」に導水されるような仕組みになっているようです。
また、発電所から変電所まで電線が見当たらないので、送電線は地下を通っているものと推定されます。 |
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洪水吐ゲートから放流された水はこの地下トンネルをに入り尾根を一本越えた白谷川に放流される仕組みになっているようです。 |
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右岸側から天端を見たところ。
左に見えるのが洪水吐ゲートであるローラーゲート、以前はラジアルゲートを使用していたそうです。
なぜローラーゲートに変更したかは不明です。 |
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右岸に建立された慰霊碑の辺りからダム湖を望む、水位は大分低いようです。
中央右に見えるのがインクライン、左に見えるコンクリートの廃墟は何なのか不明です、コンクリートプラントの名残かな?と予想しますが・・・ |
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右岸側やや上流から提体を見る、半円を基本とした取水設備がかわいいです。古い提体のチャームポイントとでも言いましょうか?
写真を撮った位置のやや上流には尾根の向こうを流れる白谷川から取水した水を三浦貯水池に導水している水路もありました。
貴重な資源、一滴たりともムダにはしないようです。 |
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左岸側に戻り少し山肌に上って提体を見る。
ところどころ化粧コンクリートが剥がれ落ち、苔むしていようともその存在感は変わらず圧倒的なものに見えます。
手前に見える焼却炉がちょっとおちゃめ? |
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管理所にお手洗いをお借りしたときに窓から提体を撮らせていただきました。
快く管理所の中に入れていただいてありがとうございました。
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下流に回って提体を見る。
下流からはあまり近づけなかったのは残念です。
滅多にこれるような場所ではないので無茶してみようとも思いましたが、「見学はマナーを守って礼儀よく」ということでやめました。 |
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三浦ダムから一尾根越えたところを流れる白谷川、この川は上流で取水されて三浦貯水池に導水されたと思ったら、そのすぐ下流ではダムの洪水吐ゲートから放流された水を受け入れたりと大変働き者の川です。
三浦ダムの影の立役者といったところでしょうか?
なおどんなにがんばっても洪水吐トンネルの出口を見ることはできませんでした。 |