内日第1ダムは下関市北部に位置する比較的小規模な均一型アースフィルダムです。
 このダムは明治時代に下関市民の「安全な水を!」との声に下関市に本格的な上水道を建設することとなり、下関市
がイギリス人技師バルトンに協力を求め、その調査のによって内日地区に貯水池を造ることとなったのが始まりです。
 明治39年に完成した内日第1ダムは完成から約100年たった今でも下関市の重要な水がめとして働いています。
 また、レンガ造りの取水塔は平成10年に登録有形文化財に選ばれたほか、昭和60年に「近代水道百選」委員会
が、近代水道導入時から現在に至るまでに建造、使用された水道の施設から選定した水道百選のひとつに選ばれて
います。

  下関市から長門市に繋がる県道34号線から見える内
日第1ダム、よく整備されているせいか完成から約100
年も経っているのにとても綺麗な提体をしているように感
じます。
  右岸側から提体を見る、下流面は最近野焼きされたよ
うで黒と亜麻色の縦縞模様になっていてそれがまたいい
味を出しています。
 右岸側から天端を見る、天端上はアスファルトで舗装さ
れていましたが一般車は通行止めでした。
 天端のダム湖側には最近着けられったっぽい新しいフ
ェンスがあります。
 天端から下流を見る、真新しいコンクリート製の導水路
が右から伸びていますが洪水吐の導水路ではないようで
す。結構な水量が流れているようでしたがどこから来た
水かはわかりませんでした。
 提体下流面を降りられる階段があったので途中まで降
りて提体を振り返って見る、整備されたアースダムでい
つも思うことですがダンボールで滑り降りてみたいです。
 提体ど真ん中に一本だけある松の木が素敵です。
 平成十年に登録有形文化財に指定されたレンガ造り
の取水塔、今見てもとてもおしゃれに感じます。
 取水塔まで続く橋げたも石積みで出来ているところが
また歴史を感じさせてくれます。
 ダム湖の貯水量はやや少なめのようでした。
 洪水吐の越流部分、洪水吐に架かるメガネ橋がまた
いい感じです。この橋の前に以前はゲートがあったのか
支柱の名残のような建造物がありました。
 提体の上流面は割石が張ってありますが、さすがに年
代を感じさせてか洪水吐の一部の割石がはがれてしま
っています。
 全面割石張りの洪水吐、さすがに洪水吐まで整備の手
が回らないのか下流部分は鬱蒼とした森になっているよ
うでした。
 


内日第1ダム緒元
形式 均一型フィルダム
目的 上水道用水
河川名、水系 綾羅木川水系綾羅木川
左岸住所 山口県下関市内日字一の瀬
提高 21.2m
提頂長 85.2m
提体積 98,000m3
集水面積 ?u
湛水面積 ?ha
総貯水容量 1,100,000m3
有効貯水容量 1,000,000m3
クレストゲート 横溝越流式1門(幅?m)
事業者 下関市
施工者 下関市直営
竣工 1906年
ダム湖名 内日第1貯水池
上記緒元は基本的にはダム案内図を元に制作しておりますが、一部日本ダム協会様の
ダム便覧を参考に作成しております。

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