内日第2ダムは内日第1ダムのやや上流に位置している上水道用の均一型アースフィルダムです。
 内日第1ダムの弟分になるダムで内日第1ダムの完成から約22年後の1928年にに完成しました。
 このダムも完成から80年近く経過していますが、まだまだ現役で下関市の水瓶として働いています。
 内日第1ダムの弟分ということだけあり、提体の造り、取水塔の形などはかなり似たものとなっていますが、取水塔は
レンガではなくコンクリートになっていたり、提体上流面の保護も割石からコンクリートになっていたりと違う面もかなりあ
ります。これは日本の土木建築技術に発展と比例しているのかな?などと一人で思ってみたりしました。
 次男坊だからか微妙に近代的だからかこちらのダムは文化財等には指定されていないようです。ちょっとかわいそう
な感じもするダムでした。

  右岸側から天端を見たところ、天端は特に舗装されて
おらず小砂利が敷いてありました。
 天端のダム湖側には最近つけたと思われるフェンスが
あります。
 天端上は一般車の通行は禁止となっていました。
  天端から下流を見る、このダムにも天端から提体直下
まで降りられる階段がついていましたが、内日第1ダムの
見学でかなり疲労していたためこのダムでは階段は降り
ませんでした。
 提体のいたるところに植樹してあるようです。
 天端からダム湖を見る、渇水といってよいほどダム湖
の水位は低かったです。2月という季節を考えるとあなが
ちわからなくもないですが・・・
 内日第1ダムにそっくりな取水塔がこちらは右岸側から
設置してありました。
 左岸側から洪水吐を見る、コンクリート作りの立派な洪
水吐でした。ここから流れでた水は右岸を通る道路の下
を通って提体下流に流れ出るような仕組みになっている
ようです。


内日第2ダム緒元
形式 均一型フィルダム
目的 上水道用水
河川名、水系 綾羅木川水系赤田代川
左岸住所 山口県下関市内日字赤田代
提高 23.6m
提頂長 78.5m
提体積 89,000m3
集水面積 ?u
湛水面積 ?ha
総貯水容量 1,000,000m3
有効貯水容量 9,000m3
クレストゲート 横溝越流式1門(幅?m)
事業者 下関市
施工者 下関市直営
竣工 1928年
ダム湖名 内日第2貯水池
上記緒元は基本的にはダム案内図を元に制作しておりますが、一部日本ダム協会様の
ダム便覧を参考に作成しております。

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