千苅ダムは神戸市民の飲料水を確保するために大正3年から大正8年にかけて作られた水道用水専用のダムで、完
成から約90年たった今でもその役割を果たし神戸市へ水道用水を供給しています。また、土木学会の「日本の近代土
木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されており、提体に並ぶ17門のスライドゲートは現存するもの
としては日本最古の物だそうです。また昭和6年にはダムの提高を6m高くする嵩上げ工事が行われています。
 ダム湖である千苅貯水池周辺はハイキングコースとして整備されており、また石張りの提体は大変美しく、その放流
姿は見ていて時間を忘れるほど美しいそうです。
すぐ下流にある千苅浄水場は普段は一般立ち入り禁止ですが、年に数度一般開放されその内部を見学できるそうで
す。
 
  ダムの下流にある千苅浄水場、車で来れるのはここ
までで後は徒歩でダムまで行くことになります。
 浄水場の前には広い駐車場もありました。
  川とフェンスに挟まれたハイキングコースを歩く、途中
にはトイレも完備されていました。
 川側にフェンスはなく結構な高さ(2mぐらい)あるので
注意して歩いたほうがよいようです。
 上ハイキングコースを歩いていくと約5分ほどでダムに着きます。
 石張りの提体がとても美しいです。
 写真を縮小したらモアレがおきてしまいました。
 提体を見上げる、高さは42mしかありませんがとても威圧感を感じます。
 
 天端は立ち入り禁止でしたので柵にカメラを押し付けて撮る。
 ずらりと並んだスライドゲートの操作ハンドルがかっこいいです。
 このゲート、現在は動くのか謎です。
 ダム湖右岸側から提体を見る。
 つい先日まで放流していたこともあり貯水率99.9%といったところでしょうか?
 きれいなきれいなダム湖でした。
 提体を右岸側から見る、いかんせん見学時間が悪かったのかこちら側から撮った写真は逆光ばかりです。
 
 ダム下流にかかる「千苅橋」の下からダムを見上げる。放流時この場所は水の下になるようです。
 ここにくるには両足をそろえて1.5m以上飛べるジャンプ力と体を持ち上げれる腕力がないと来ても帰れません。
 この写真もモアレがすごくなってしまいました。
 
 さらに下流から橋と提体を見る。
 歴史を感じさせるすばらしいダムでした。


千苅ダム緒元
形式 重力式コンクリートダム
目的 上水道用水
河川名、水系 武庫川水系羽束川
左岸住所 兵庫県神戸市北区道場町生野
提高 42.4m
提頂長 106.6m
提体積 41,000m3
集水面積 94,500u
湛水面積 112ha
総貯水容量 11,717,000m3
有効貯水容量 11,612,000m3
クレストゲート スライドゲート17門(幅?m×高さ?m)
事業者 神戸市
施工者 神戸市直営
竣工 1919年
ダム湖名 千苅貯水池(せんがりちょすいち)
上記緒元は基本的にはダム案内図を元

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