伊万里川流域は昔から出水の度に氾濫を繰り返しており、特に昭和51,57年、平成2年の洪水では下流域に大き
な被害をもたらしました。また逆に昭和42,53,59年、平成6年には深刻な水不足に陥り、地元住民から治水、利水
の両面の早期な整備が要望されていました。
 また工業用水においても伊万里市の水源は乏しく現在以上の工場の拡張、増産が困難な状況になっていました。そ
こで伊万里川総合開発事業の一環としてこの都川内ダムが建設されたそうです。
 伊万里川水系都川内川に建設されたダムですが、都川内川の流域面積はたったの470uしかないため山ひとつ隔
てたところを流れる同じく伊万里川水系の青子川から取水し、導水トンネルを通して都川内ダムのダム湖に水が流れ
込むようになっています。
 最近建設されたダムだけあり、ダムサイトには各種公園が併設されており開かれたダムであるといってよいと思いま
す。
 

  左岸側から提体下流面を見る、2002年に竣工した
だけあって提体は真っ白なコンクリートでとても美しく思
えました。
 奥に見えるのは管理事務所です。
  左岸側から天端を見る。
狭い天端ですが一般車通行可能となっていました。
 天端から減勢工を見る。
いわゆる一般的な導流壁、減勢工でしょうか?右に見
える建物は河川維持用水放流用の施設です。
 天端から下流を見る。
 綺麗に整備された下流は公園になっていました。
 もともと流量の少ない河川に作ったダムだけあり下流
の河川は非常に細いものとなっていました。多分全力
で放流することになったらこのあたりは水没するでしょ
う。
 天端からダム湖を望む。
 貯水量に比べて広めのダム湖だと思いました。この
ダム湖の上流すぐのところに都川内川の源流がありま
す。
 右岸側から天端を見る。
 左岸側から見た景色と似ているので写真選考のとき
に迷ってしまいました。
 左岸側から提体上流面を見る。
中央に見えるのが取水設備、その左側の「凸」を逆にしたようなものが洪水吐です。クレストとオリフィスが一体型になったものでした。
 2月ですが水量は結構あるように思いました。
 左岸側から提体下流面を見る。
 晴れていたらとても眩しく輝いていたことでしょう。
 下流から提体を見上げる。
 曇っていてなおかつ逆光なので変な写真になってしまいました。
 下流河川は元々維持流量が少ないからか流れは無く草や藻が生い茂っていました。
 下流の高台から提体を見る。
 狙って撮ってみようと思ったのですがあいにくの天気と枯れた雑草に阻まれ微妙です。
 下流公園、上流公園ともに訪れている人は多く、地域に親しまれているダムなんだと思いました。


都川内ダム緒元
形式 直線重力式コンクリートダム
目的 洪水調整、河川維持用、工業用水
河川名、水系 伊万里川水系都川内川
左岸住所 佐賀県伊万里市大坪町大字上古賀
提高 31.5m
提頂長 199.6m
提体積 52,600m3
集水面積 470u(間接流域2790u)
湛水面積 12ha
総貯水容量 1,130,000m3
有効貯水容量 1,110,000m3
事業者 佐賀県
施工者 松尾・飛島・黒木
竣工 2002年
ダム湖名
関連ホームページ 佐賀県ホームページ
上記緒元は基本的にはダム案内図を元に制作しておりますが、一部日本ダム協会様の
ダム便覧を参考に作成しております。


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